CML の 2.5.1 以前の版を Postfix とあわせて 利用するに当たっての注意

1st release: Wed Aug 9 12:17:39 JST 2000
Last modified: Tue Oct 28 18:03:02 JST 2003

Postfix についてはこちらへ。

CML の 2.5.1 以前の版(最新版は 4.0 である)を Postfix で運用するにあたっては、 リストの形式に注意が必要である。 旧版の CML では、

      会員番号 配送モード <アドレス> 暗証番号
       1234    SEND    <user@domain>  6789 
という形式のリストを sendmail に渡していたが、Postfix では このリストを user@domain と 6789(@localhost) という二つの アドレスとして解釈し、メッセージの配送をする。 (sendmail はリスト最後の数字をコメントとみなすが、 これは誤りだと思われる。) これでは困るので、私は、とてもいい加減な方法だが、 virtual map を使って 4 桁数字宛のメールはすべて /dev/null に送ることにした。
main.cf に
virtual_maps = pcre:/etc/postfix/virtual
を追加し、 /etc/postfix/virtual の中身を
/^\d\d\d\d@/     nobody@localhost
とする。
こんないい加減なことをしたくないという方には、 CML を最新のものにバージョンアップすることを勧める。 3.0-970903-snap 以降では配送用と登録管理用のリストが 分離されたために上記の問題は起きない。 CML は互換性を考慮した作りになっているので、 現在のドライバを上書きインストールしても 問題は起きないだろう。 (リストについては、アップデート後の初回利用時に自動的に 新しい配送用リストが生成される。) 実際私は、自分が CML に施した改造が CML 4.0-Release で 実装されていたので、上書きアップデートをして利用している。

その他の注意点は、 こちら(Postfix で CML を利用する際の注意)


murase@tunagu.gr.jp